なぜ恋愛サーキュレーションなのか

なぜ恋愛サーキュレーションなのか

先日から始まった美少女ボイスプロジェクト。
選ばれたのは恋愛サーキュレーションでした。
なぜ課題曲をこれにしたのか、特に需要はないかもしれませんが解説していきます。

トラックが比較的作りやすい

この曲はコードや展開に複雑なところがありません。しかも繰り返しのパートが非常に多いです。歌ってみた動画を上げるにはまずカラオケを自分で作成する必要があるのですが、あまりに複雑で構造が分かりにくい曲はカラオケを作るのもひと苦労です。
この曲はイントロ→Aパート→Bパート→サビ→間奏まで、トータル3時間くらいで完成しました。

ちなみにいちばん難しかったのはエフェクト的に入ってくるシンセの音(サビ入りの、ぴるるるーみたいなのとか)です。これそもそも音色が作曲ソフトに入ってなかったりするので、多少アレンジして無理やりそれっぽい音を入れてます。とはいえ曲の根幹にかかわる部分ではないのであまり時間はかけてません。ハードシンセも持ってるので暇なときに音作ってもいいですね。

あと本家もシーケンサー使ってるだろうと思ってテンポとってみたら生演奏でした。これにはちょっとびっくり。

楽器構成としてはベースラインにチューバ(スーザフォンかも)がいるのがおもしろポイントですね。これだけでちょっと行進曲風味になります。

あとサビが完全に2パートに分かれてるのも面白いです。後半はイントロにもなってて、一般的な起承転結ではなく曲全体が流れるようにループする構成になってます。まさにサーキュレーション。

短いあいだに様々なボーカルパターンが出てくる


と、1分50秒の間に女声の練習ポイントがいっぱい詰まってます。超ハイトーンとか低音パートはないですが、それは難しすぎるので逆にちょうどよいくらいになってます。 また母音の出し方のみでなく、発音をパキパキ区切ったほうがよいところとのびやかにパーンとはじけたほうがよいところなど、子音のテクニックもはっきり分かれていて、これも練習になります。これ一曲やるだけで苦手ポイントが全部確認できます。

オリジナル音源の美少女ボイスクオリティが高い

花澤御大の名を世に知らしめた、実質メジャーデビュー曲。かわいくないわけがない。 ただしめっちゃ苦労して何とか録音し終わった後にオリジナルを聞き直すと、自分の声との落差に絶望します。なんでこんなにかわいいんだよ畜生!←それを分析して自分の肥やしにするんやで。

でもこれライブ盤とか比べてみたらわかるけど、結構エンジニアの方でボーカルいじってるんだよなあ、ずるいよなあ。どうしたもんか。

実は割と適当に選曲したのですが、こうしてみると練習曲として素晴らしいです。まあ花澤に負けてらんねえってのもあります。年齢一緒やしね。いや私は16才だけど。